埋頭苦幹
読み方
まいとう くかん意味
一つの仕事や学問などに深く打ち込み、頭を埋めるようにして、苦労をいとわず黙々と励むこと。わき目もふらず、一心に努力を続けるさまを表す。由来
漢語由来の成語です。「埋頭」は頭を埋めるように物事に没頭すること、「苦幹」は苦労をいとわず励むことを表します。成語全体は近代中国語で広まった表現とされ、20世紀前半、魯迅の文章(1934年ごろ)などにも見られます。日本での厳密な定着時期は不詳です。備考
書き言葉で使われやすい硬めの表現。努力を肯定的に述べることが多い一方、周囲が見えないほど没頭する響きを帯びる場合もあります。日常会話では「一心不乱に努力する」と言い換えやすいです。例文
- 彼は周囲の雑音に惑わされず、研究に埋頭苦幹して新薬の開発を成功させた。
- 創業当初の社員たちは、資金難の中でも埋頭苦幹の姿勢を崩さなかった。
- 合格を目指す一年間、彼女は遊びを控えて埋頭苦幹した。
- 技術者たちの埋頭苦幹の末、その装置はようやく実用化された。
- 埋頭苦幹は美徳とされるが、ときには休息を取り、視野を広げることも大切だ。
類義語
- 一意専心
- 刻苦勉励
- 粉骨砕身
- 孜孜営営
対義語
- 怠惰
- 怠慢
- 遊惰放逸
- 無為徒食