垂涎三尺
読み方
すいぜん さんじゃく意味
よだれが三尺も垂れるほど、ある物を非常に欲しがること。特に、珍しい品物・利益・地位・機会などを見て、強く手に入れたいと感じるさまをいう。単なる好意よりも、欲望や羨望が強いニュアンスを含む。由来
中国の成語「垂涎三尺」に由来する。「垂涎」はよだれを垂らすこと、「三尺」は長さを誇張して多さを示す表現。特定の古典出典や成立年は明確ではなく不詳だが、中国語圏で用いられた成語が日本にも入り、近代以降の漢語表現・四字熟語として定着した。備考
文章語・やや硬い表現。人の欲望を強調するため、文脈によっては浅ましさや貪欲さを帯びる。褒め言葉に使うなら「垂涎の的」「垂涎もの」が自然。例文
- コレクターたちは、その限定版の時計に垂涎三尺の思いで入札した。
- 彼にとって、駅前の一等地にあるその物件は垂涎三尺の投資対象だった。
- 新技術を独占できる契約と聞いて、競合各社は垂涎三尺で交渉の行方を見守っている。
- 美術館に展示された幻の名画は、愛好家なら誰もが垂涎三尺の逸品だ。
- 海外の有名クラブが、若い日本人選手を垂涎三尺で獲得しようとしている。
類義語
- 喉から手が出る
- 欲しくてたまらない
- 食指大動
- 垂涎の的
- 羨望の的
対義語
- 無欲恬淡
- 少欲知足
- 淡泊無欲