国士無双
読み方
こくし むそう意味
その国に並ぶ者がいないほど、きわめてすぐれた人物・英雄をいう言葉です。学識・才能・器量などが抜きんでており、他に比べる者がないことを強くたたえる際に使います。転じて、ある分野で比類のない人を称賛する表現としても用いられます。由来
中国前漢の司馬遷『史記』淮陰侯列伝(紀元前1世紀ごろ)に由来するとされます。蕭何が韓信を劉邦に推挙した際、「諸将は得やすいが、韓信のような人物は国士無双である」と評した故事から生まれました。ここから「国内で並ぶ者のない傑出した人物」の意になりました。備考
本来は「その国で並ぶ者のない傑物」の意で、やや硬い文章語です。人物評や歴史叙述で使われやすく、麻雀の役名としても広く知られています。例文
- 韓信は国士無双の将として後世まで語り継がれている。
- 彼は国士無双と称されるほど、政治と学問の両方に秀でていた。
- その棋士の終盤力はまさに国士無双で、誰も太刀打ちできない。
- 明治期には、国士無双の人材を育てようという気風が強かった。
- 社内でも彼女の発想力は国士無双といえるほど際立っている。
類義語
- 天下無双
- 盖世無双
- 当代随一
- 空前絶後
対義語
- 凡夫俗子
- 平々凡々
- 凡庸
- 有象無象