漢字辞典.com

困苦欠乏

読み方

こんく けつぼう

意味

生活に苦しみ、必要なものや金品が足りず、非常に厳しい境遇にあること。単なる貧しさだけでなく、苦しみや悩みが重なって心身ともにつらい状態を表す、やや硬い言い方。

由来

「困苦(苦しみ悩むこと)」と「欠乏(必要なものが不足すること)」を重ねた漢語表現。中国古典に明確な一つの典拠がある語というより、意味の近い語を重ねて強調した形と考えられる。成立時期の詳細は不詳だが、日本では明治期に広まり、特に明治15年(1882年)ごろの軍隊関係文書・訓示などでよく知られるようになった。

備考

やや文語的・硬い表現で、日常会話より文章語で使われやすい。「困苦欠乏に耐える」「困苦欠乏を厭わない」の形で用いられることが多い。

例文

  • 彼は若い頃の困苦欠乏を乗り越えて、ついに自分の店を持った。
  • 戦後の困苦欠乏の時代を知る祖母の話には、言葉では言い尽くせない重みがある。
  • 困苦欠乏にあっても、家族は互いに励まし合いながら暮らしていた。
  • この小説は、主人公が困苦欠乏の末に希望を見いだすまでを描いている。
  • 困苦欠乏を経験した人ほど、他人の苦しみに深い理解を示すことがある。

類義語

  • 艱難辛苦
  • 貧困窮乏
  • 困窮
  • 窮乏

対義語

  • 豊衣足食
  • 富貴栄華
  • 安楽

この四字熟語に含まれる漢字