因循姑息
読み方
いんじゅん こそく意味
古い慣習や前例にとらわれて改めようとせず、しかもその場しのぎのやり方で済ませること。決断力や改革の意志に乏しく、問題を先送りにする消極的・保守的な態度を、主に批判的にいう言葉。由来
中国古典に由来する漢語を重ねた成句です。『因循』は古いしきたりに従って改めないこと、『姑息』は一時しのぎ・その場逃れの対応を指します。四字熟語としての成立時期は明確ではありませんが、語の源流は古代中国、少なくとも前漢〜後漢期(紀元前1世紀〜1世紀ごろ)までさかのぼる漢語表現と考えられます。備考
ほぼ常に否定的・批判的な文脈で使う。個人の性格だけでなく、政治・行政・企業などの保守的で先送り的な姿勢を評する語としてもよく用いられる。例文
- 旧来の制度に固執する因循姑息な経営では、急激な市場の変化に対応できない。
- 問題の根本を見直さずに先送りするのは、まさに因循姑息というほかない。
- 市長は因循姑息との批判を受け、抜本的な行政改革に着手した。
- 因循姑息な対応を続けた結果、社内の混乱はかえって大きくなった。
- 教育現場でも、前例踏襲に偏る因循姑息の姿勢から脱却することが求められている。
類義語
- 因循守旧
- 旧態依然
- 優柔不断
- 事なかれ主義
対義語
- 進取果敢
- 当機立断
- 剛毅果断