回心転意
読み方
かいしん てんい意味
それまでの考え方や気持ちを改め、別の方向へ心を向けること。特に、誤った心や迷いを捨てて正しい道に進もうとする、または態度・方針を改めるという意味で用いられる。由来
「回心」は仏教語で、迷いの心をひるがえして仏道・正道に向かうことをいう。「転意」は意思や考えを変えること。二語を重ねて、心や意志の転換を強調した語。中国古典に由来する明確な出典や成立年代は不詳だが、仏教語彙を背景に日本でも近世以降の漢語表現として用いられたと考えられる。備考
やや硬い文章語。宗教的な「回心」の響きがあるため、日常会話では「考えを改める」「心を入れ替える」のほうが自然な場合が多い。例文
- 彼は恩師の言葉に触れて回心転意し、まじめに学業へ取り組むようになった。
- 何度説得しても反対していた父が、孫の将来を思ってついに回心転意した。
- 不正を続けていた社員は、処分を受ける前に回心転意して自ら事実を申し出た。
- 環境問題の深刻さを知り、会社は利益優先の方針から回心転意して持続可能な経営へ舵を切った。
- 彼女の涙ながらの訴えが、頑なだった彼を回心転意させるきっかけとなった。
類義語
- 改過自新
- 心機一転
- 翻然改悟
- 改心
- 翻意
対義語
- 頑迷固陋
- 頑迷不悟
- 固執
- 意固地