喀然長嘯
読み方
かくぜん ちょうしょう意味
突然、胸中の思いを晴らすように大きく長く嘯(うそぶ)くこと。抑えきれない憤り・悲しみ・慨嘆・豪気などが高まったときに、思わず長い口笛や叫び声のような「長嘯」を発するさまをいう。由来
中国古典由来の語。喀然は「喀」と声を立てて急に発するさま、長嘯は古来、憂愁や憤懣・豪放の気をこめて長く口笛を吹く(または長くうなるように声を出す)ことを指す。具体的な初出年代は不詳だが、長嘯の語自体は中国の古典(魏晋南北朝〜唐以前)に用例が見られるとされる。備考
文語・漢文調で、日常会話では硬い。感情の高ぶりを「長嘯」で表すため、怒り・悲しみ・慨嘆・豪気など文脈で解釈が分かれる。読みは「かくぜんちょうしょう」。例文
- 敗報を聞いた将軍は、喀然長嘯して天を仰いだ。
- 世の不正に耐えかね、彼は喀然長嘯して席を立った。
- 友の訃報に接し、喀然長嘯して涙をこらえた。
- 重圧から解放された瞬間、喀然長嘯して胸のつかえが下りた。
- 独り山上に立ち、喀然長嘯して風に思いを託した。
類義語
- 長嘯一声
- 慷慨悲歌
- 快哉叫喚
対義語
- 沈黙無言
- 黙然不語