唐突千万
読み方
とうとつ せんばん意味
前触れや脈絡がなく、いかにも出し抜けで不自然・無作法であること。話題の出し方や行動が急すぎて、相手を驚かせたり戸惑わせたりするさまを、強い非難や批評の気持ちをこめていう表現。由来
「唐突」は漢語で、もともと「出し抜けである」「ぶしつけである」という意味を持つ語です。そこに「この上なく甚だしい」の意を添える「千万」が加わって、「非常に唐突だ」という意味になりました。成立時期の詳細は不明ですが、江戸末期〜明治期以降に見られる「〜千万」型の文章語表現の一つとして定着したと考えられます。備考
やや古風で文章語的な表現。日常会話では単に「唐突だ」「ぶしつけだ」ということが多い。批評や非難を強めたいときに使われやすい。例文
- 初対面で家族の事情を尋ねるのは、いささか唐突千万な質問だ。
- 会議の結論を聞く前に退職を宣言するとは、唐突千万にもほどがある。
- その小説は終盤の展開が唐突千万で、読後に違和感が残った。
- 何の説明もなく担当替えを告げられ、社員たちは唐突千万だと感じた。
- 深夜に突然訪ねてくるなど、彼の行動はいつも唐突千万だ。
類義語
- ぶしつけ
- 無礼千万
- 出し抜け
- 突拍子もない
- 無遠慮
対義語
- 穏当
- 自然
- 順当
- 礼儀正しい