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和魂漢才

読み方

わこん かんさい

意味

日本固有の精神・価値観を保ちながら、中国から伝わった学問・制度・技術などの知識や才能を身につけ、活用すること。外来の優れた文化を受け入れつつ、自国の主体性や伝統を失わない姿勢をいう。

由来

「和魂」は日本人固有の精神・大和魂、「漢才」は中国伝来の漢学・知識や才能を指す。成立の厳密な時期は不明だが、平安時代(9〜10世紀ごろ)に漢文学や律令制度など中国文化を受容しつつ、日本的精神を重んじる考え方として形成されたとされる。のちに明治期の「和魂洋才」の発想にも影響した。

備考

古典的・思想史的な語で、日常会話より評論・歴史・教育理念などで用いられる。明治期の「和魂洋才」と混同されやすいが、「漢才」は中国由来の学問を指す。

例文

  • 平安貴族の教養には、和魂漢才の理想が求められた。
  • 外国の制度を学ぶだけでなく、自国の文化に根ざして生かす姿勢は、まさに和魂漢才である。
  • 彼は漢籍に通じながら日本の美意識も大切にし、和魂漢才の人物と評された。
  • 現代の国際交流にも、外来知識を主体的に取り入れる和魂漢才の考え方は参考になる。
  • この学校は古典教育と国際的な学問を両立させ、和魂漢才を教育理念に掲げている。

類義語

  • 和漢兼備
  • 和魂洋才
  • 大和魂

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