呉牛喘月
読み方
ごぎゅう ぜんげつ意味
過去のつらい経験や恐怖が原因で、実際には危険でないものまで恐れてしまうこと。必要以上におびえたり、取り越し苦労をしたりするたとえ。由来
中国・西晋時代(3世紀)の官僚、満奮の故事に由来する。暑い呉の牛は太陽を恐れ、月を見ても太陽と思って喘いだという話から。南朝宋の劉義慶『世説新語』(5世紀)や『晋書』(7世紀)に見える。備考
古風で硬い表現。日常会話では「トラウマで過剰に怖がる」「取り越し苦労」などと言う方が自然な場合が多い。例文
- 一度大きな失敗をしてから、彼は小さな確認作業にも呉牛喘月の態度を見せるようになった。
- 前回の地震を思い出し、軽い物音にも呉牛喘月のようにおびえてしまう。
- その会社は過去の炎上に懲りて、新企画にも呉牛喘月でなかなか踏み出せない。
- 犬に追いかけられた経験がある彼女は、遠くで吠える声を聞いただけで呉牛喘月となる。
- 失敗を警戒するのは大切だが、呉牛喘月になって何も決められないのは問題だ。
類義語
- 杞憂
- 疑心暗鬼
- 羹に懲りて膾を吹く
- 過剰反応
対義語
- 泰然自若
- 冷静沈着
- 大胆不敵