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含蓄幽遠

読み方

がんちく ゆうえん

意味

言葉や文章・芸術表現などが、表面に直接は現れない深い意味や趣を内に含み、静かで遠い余韻や奥行きを感じさせること。「含蓄」は内に含む深い味わい、「幽遠」は奥深くかすかで、どこか遠い趣があるさま。

由来

中国古典由来の漢語的表現で、文芸批評の語として用いられてきた。「含蓄」は唐代以前からの漢語、「幽遠」も古くから詩文で用例があるが、「含蓄幽遠」という四字の成句としての成立年代は特定しにくく不明。日本では漢文素養が一般化した江戸期以降の文芸論・書画評などで受容・定着したと考えられる。

備考

主に文芸・芸術の評価語。会話やビジネス文書では硬い印象になりやすい。「含蓄深遠」と近いが、「幽遠」は“かすかな余韻・遠景”のニュアンスが強い。

例文

  • この短歌は語りすぎず、含蓄幽遠の趣がある。
  • 先生の講評は含蓄幽遠で、読むたびに新しい発見がある。
  • 水墨画の余白が、含蓄幽遠な世界を立ち上げている。
  • 結論を急がず含蓄幽遠に描くのが、この作家の持ち味だ。
  • 彼の言葉は含蓄幽遠で、真意を汲み取るには時間が要る。

類義語

  • 含蓄深遠
  • 意味深長
  • 奥深い
  • 余韻嫋々

対義語

  • 浅薄軽佻
  • 単純明快

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