同袍同沢
読み方
どうほう どうたく意味
兵士が衣服を分け合って共に戦うような、苦楽や危険を共にする固い仲間意識・戦友関係をいう。転じて、同じ目的のために困難を共にし、深く結ばれた仲間や同志のこと。由来
中国最古の詩集『詩経』秦風「無衣」にある「豈曰無衣、與子同袍」「與子同澤」に由来する。「袍」は上着、「沢」は肌着・下着の意で、衣を共にするほどの戦友を表す。詩の正確な成立年は不詳だが、西周末〜春秋時代、概ね紀元前8〜6世紀頃の歌とされる。備考
本来は軍事的・戦友的な文脈の語。現代では比喩的に、苦難を共にした仲間や同志をやや硬い表現で称える際に用いられる。例文
- 厳しい訓練を乗り越えた彼らには、同袍同沢の絆が生まれていた。
- 創業期の苦しい時代を共にした社員たちは、今も同袍同沢の思いで結ばれている。
- 戦地で互いに命を預け合った二人は、まさに同袍同沢の友であった。
- 災害支援の現場で寝食を共にした仲間とは、同袍同沢と呼べる関係になった。
- 同袍同沢の精神を忘れず、チーム全員でこの難局を乗り切ろう。
類義語
- 戦友
- 同袍の友
- 刎頸之交
- 金蘭之契
- 管鮑之交
対義語
- 孤立無援
- 同床異夢
- 四分五裂
- 反目成仇