同床異夢
読み方
どうしょう いむ意味
同じ場所にいたり、同じ立場で行動したりしていても、心の中で考えていることや目指す目的がそれぞれ異なること。表面上は協力・共同しているように見えても、実際には思惑や利害が一致していない状態をいう。由来
中国・南宋の思想家、陳亮(1143〜1194)が朱熹に送った書簡に見える表現に由来するとされる(12世紀後半、1180年代ごろ)。文字どおりは「同じ床に寝ながら、見る夢は異なる」の意で、そこから同じ仲間・立場でも考えや目的が食い違うことを表すようになった。備考
やや硬い漢語表現で、政治・組織・夫婦関係など、表面上は一緒でも内心や目的が一致しない状況に使う。必ずしも敵対関係を示すとは限らない。例文
- 表向きは提携している二社だが、目指す市場が違い、実態は同床異夢の関係にある。
- 連立政権は発足したものの、重要政策をめぐって各党の考えは同床異夢だった。
- 同じプロジェクトに参加していても、メンバーが同床異夢では大きな成果は出にくい。
- あの夫婦は仲むつまじく見えるが、将来設計については同床異夢らしい。
- 地域再開発の会議では、住民と事業者が同じテーブルにつきながらも同床異夢の状態が続いた。
類義語
- 貌合神離
- 各懐鬼胎
- 呉越同舟
対義語
- 異体同心
- 一心同体
- 同心協力