同工異曲
読み方
どうこう いきょく意味
方法や表現、形式は異なっていても、できあがった内容や趣、巧みさはよく似ており、同じほどに優れていること。主に文学・芸術作品の比較に使われるが、企画や議論などについても、違うようで本質は同じだという意味で用いられる。由来
中国・唐代の韓愈『進学解』(9世紀初め、806年ごろとされる)に見える「子雲相如、同工異曲」に由来する。揚雄と司馬相如の文章は作風こそ異なるが、その技巧の高さは同じだという文脈から、手法や形は違っても本質や出来ばえは似通っていることを表す成語となった。備考
中国由来の成語。文学・芸術作品の比較で使うことが多いが、企画・議論・政策にも用いる。日本語では「異曲同工」の形もよく知られ、文脈によっては独創性の乏しさをほのめかすこともある。例文
- 二人の批評は視点こそ違うが、結論は同工異曲で、どちらも作品の完成度を高く評価している。
- この二つの映画は時代設定も演出も異なるが、人間の孤独を描く点では同工異曲だ。
- 各社の新サービスは名称や見せ方こそ違うものの、狙っている市場は同工異曲である。
- 彼の新作は前作と文体が変わったように見えても、読後感には同工異曲の味わいがある。
- 改革案は複数提示されたが、内容を比べると実は同工異曲にすぎなかった。
類義語
- 異曲同工
- 大同小異
- 殊途同帰
対義語
- 千差万別
- 雲泥之差