古色蒼然
読み方
こしょく そうぜん意味
いかにも古びていて、長い年月を経た趣や風格が感じられるさま。建物・器物・書画・文章などが古めかしく見えることをいう。多くは「古色蒼然とした〜」の形で用いられ、時代を経た渋い味わいを表すが、文脈により「古臭い」という否定的なニュアンスにもなる。由来
「古色」は古びた趣・色合い、「蒼然」は青黒くくすんで見えるさま(年を経て色が褪せた様子)を表す語。両者を合わせて、古びて青黒く見えるほど年月を経た趣を強調する表現となった。中国古典由来の漢語的表現として定着したが、成立年代(おおよその年・時代)は明確に特定しにくい。備考
主に外観・雰囲気の「古びた趣」を述べる硬い語。多くは連体修飾で「古色蒼然とした〜」。褒めにもけなしにもなり得るので文脈に注意。例文
- 古色蒼然とした寺の回廊を歩くと、時の重みが伝わってきた。
- 祖父の書斎には、古色蒼然たる革装丁の辞書が並んでいる。
- この町には古色蒼然とした石畳が残り、観光客に人気だ。
- 古色蒼然とした屏風の絵は、近づくほど筆致の巧みさがわかる。
- 彼の文章は古色蒼然としていて、現代の読者には読みづらいかもしれない。
類義語
- 古色然然
- 古風然然
- 古めかしい
対義語
- 新進気鋭
- 新規一転
- 近代的