口蜜腹剣
読み方
こうみつ ふくけん意味
口では甘く親切そうなことを言いながら、心の中では相手を傷つけたり陥れたりしようとすること。また、そのように表面と内心が食い違っている人のこと。由来
中国・北宋の司馬光『資治通鑑』(1084年ごろ)に見える「口に蜜あり、腹に剣あり」に由来するとされる。唐代の宰相・李林甫が、表向きは柔和でも内心では人を害する人物だと評された故事から生まれた語。備考
人の性格や態度を強く非難する硬めの表現。政治・組織内の駆け引き、歴史人物の評などで使われやすく、日常会話ではやや重い語感がある。例文
- 彼はいつも丁寧だが、実は口蜜腹剣の人物だと評判だ。
- 口蜜腹剣な上司の発言をうのみにしてはいけない。
- 歴史小説では、主人公を陥れる口蜜腹剣の家臣が登場する。
- 祖母は、甘い言葉ばかり並べる相手を見て『口蜜腹剣かもしれないよ』と注意した。
- その提携案は魅力的に聞こえたが、細部を読むと口蜜腹剣な意図が透けて見えた。
類義語
- 笑裏蔵刀
- 面従腹背
- 巧言令色
対義語
- 心口如一
- 言行一致
- 表裏一如
- 誠心誠意