口尚乳臭
読み方
くち なお ちちくさし意味
まだ若く、世慣れず、経験も浅くて未熟であること。文字どおりには「口にまだ乳のにおいが残っている」という意で、少年のように頼りなく、一人前ではない者を見下していう表現。由来
中国古典に由来する成句で、一般に後漢の班固が1世紀ごろに編んだ『漢書』高帝紀に見える語とされる。もとは「口にはまだ乳のにおいが残っている」という意味で、そこから年若く未熟な者をあざけっていう表現になった。備考
漢籍由来の硬い表現で、現代の日常会話ではまれ。相手を「若造・青二才」と見下す侮蔑的な響きが強いので、人物評で使う際は注意。訓読では「口なお乳臭し」。例文
- 老臣たちは新君を口尚乳臭の若者と侮った。
- 彼を口尚乳臭と決めつけた上司は、その実力を見誤った。
- 古典では、敵将を口尚乳臭とあざける場面が見られる。
- 口尚乳臭と笑われながらも、彼女は成果で周囲を黙らせた。
- この語は、未熟な者を軽んじる厳しい言い回しとして用いられる。
類義語
- 乳臭未乾
- 青二才
- 若輩
- 半人前
対義語
- 老成円熟
- 百戦錬磨
- 老練