厚顔無恥
読み方
こうがん むち意味
ずうずうしく、恥を恥とも思わないこと。また、そのような人や態度。自分の非や失敗を反省せず、平然としていたり、図々しい要求をしたりする様子を、強い非難を込めていう語。由来
中国古典に由来する漢語です。「厚顔」は“面の皮が厚い”、つまりずうずうしいこと、「無恥」は恥知らずの意です。「無恥」自体は少なくとも紀元前6〜7世紀ごろ成立の『詩経』などに見られますが、「厚顔無恥」という四字の成句としての明確な初出時期は不詳です。日本では漢文受容以後に定着しました。備考
かなり強い非難を含む語です。人に直接使うと攻撃的に響きやすいため注意が必要です。「厚顔無恥な人」「厚顔無恥にも」の形でよく使われます。例文
- 彼の厚顔無恥な発言に、会議室の空気が一気に冷え込んだ。
- 失敗の責任を部下に押しつけて平然としているとは、まさに厚顔無恥だ。
- 厚顔無恥にも、彼は借りた金を返さないまま再び援助を求めてきた。
- 世間の批判を受けても地位にしがみつくその態度は、厚顔無恥と言わざるを得ない。
- 小説には、利益のためなら何でもする厚顔無恥な商人が登場する。
類義語
- 恥知らず
- 鉄面皮
- 破廉恥
- 厚顔
- 厚顔不遜
対義語
- 謙虚
- 慎み深い
- 廉恥
- 遠慮深い