危機一髪
読み方
きき いっぱつ意味
事故・失敗・死傷などの大きな危険が目前に迫っていながら、ほんのわずかな差でそれを免れること。また、そのような非常に危ない瀬戸際の状態をいう。由来
「一髪」は髪の毛一本ほどのごくわずかな差を表す語で、中国古典に見られる「千鈞一髪」や、日本語で定着した「間一髪」と同系統の発想に基づくと考えられる。『危機一髪』自体の正確な初出年は不明だが、近代以降(明治〜大正期ごろまで)に一般化したとみられる。備考
「危機一発」は誤記・誤用とされるのが一般的。正しくは「髪」で、髪の毛一本ほどのわずかな差を表す。会話でも文章でもよく使われる。例文
- 運転手が急ブレーキをかけ、歩行者との衝突を危機一髪で避けた。
- 登山中に足を滑らせたが、仲間がロープをつかんでくれて危機一髪で助かった。
- 満塁の場面で投手が三振を奪い、チームは危機一髪のピンチをしのいだ。
- 停電でサーバーが落ちかけたが、予備電源が作動して危機一髪だった。
- 映画の主人公が爆発の直前に脱出する危機一髪の場面に、観客は息をのんだ。
類義語
- 間一髪
- 九死一生
- 紙一重
対義語
- 平穏無事
- 安全無事
- 安泰