危急存亡
読み方
ききゅう そんぼう意味
非常に差し迫った危機にあって、生き残るか滅びるかが決まる重大な瀬戸際をいう。個人よりも、国家・組織・事業などの命運を左右するような深刻な局面について用いられることが多い。由来
中国・三国時代の蜀で、諸葛亮が後主劉禅に奉った『出師表』の「此誠危急存亡之秋也(これはまことに危急存亡の秋なり)」に由来する。成立は227年ごろ(建興5年)。もとは国家の存続か滅亡かの瀬戸際を述べた語で、日本でも漢籍の受容を通じて四字熟語として定着した。備考
中国古典由来の文章語。日常会話より、演説・評論・歴史叙述で使われやすい。『危急存亡の秋(とき)』という形が特に有名。例文
- その改革が失敗すれば、組織は危急存亡の瀬戸際に立たされる。
- 戦況は日に日に悪化し、国は危急存亡の時を迎えていた。
- 社長は危急存亡の局面にあって、全社員に結束を呼びかけた。
- 医療体制を守れるかどうかが、この地域の危急存亡を左右すると言っても過言ではない。
- 『出師表』の一句『危急存亡の秋』は、切迫した国家状況を表す名表現として知られる。
類義語
- 存亡の危機
- 絶体絶命
- 危機一髪
- 累卵之危
対義語
- 平穏無事
- 安穏無事
- 天下泰平
- 磐石之安