漢字辞典.com

博引旁証

読み方

はくいん ぼうしょう

意味

多くの書物・事例・証拠を幅広く引き合いに出して、自分の説や主張の正しさを裏づけること。また、そのような説明のしかた。

由来

中国古典に由来する漢語成句です。「博く引き、旁ら証す」という字義どおり、広く文献や先例を引用し、周辺の証拠も添えて論を立てる学問的態度を表します。正確な初出は未詳ですが、中国の古い学術・文章表現にさかのぼるとされ、日本では漢文受容を通じて江戸期以降に定着しました。

備考

主に文章語・学術的文脈で使う。褒め言葉になりやすいが、文脈によっては「引用が多くてくどい」という含みを帯びることもある。『旁』を『傍』と書くこともある。

例文

  • 彼の論文は古典から最新研究まで博引旁証しており、非常に説得力がある。
  • 師の講義は博引旁証で、引用される逸話の一つ一つが理解を深めてくれた。
  • 彼女は統計や判例を博引旁証して、反対意見に冷静に反論した。
  • 感想だけで終わらせず、資料を博引旁証して論じる姿勢が求められる。
  • その評論は博引旁証に富む一方、引用が多すぎて冗長だという指摘もあった。

類義語

  • 引経拠典
  • 論拠提示
  • 典拠明示

対義語

  • 独断
  • 臆断
  • 無根拠
  • 空理空論

この四字熟語に含まれる漢字