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南蛮鴃舌

読み方

なんばん げきぜつ

意味

南方の異民族の言葉がモズの鳴き声のようで分からない、という意から、外国語やなじみのない話し方が理解しにくいことをいう。転じて、専門用語だらけの説明や不明瞭な発言など、何を言っているのか分からないさまにも用いられる。

由来

中国の戦国時代の儒家文献『孟子』滕文公上に見える「南蛮鴃舌之人」に由来する。『孟子』の成立はおおむね紀元前4〜前3世紀ごろとされる。南蛮は中国から見た南方の異民族、鴃はモズで、その言葉を鳥の鳴き声のようだと表したもの。

備考

本来は中華思想に基づく差別的表現で、現代では相手の言語や民族を侮る響きが強い。歴史的文脈や比喩として用いる場合も配慮が必要。

例文

  • 明治期の随筆には、西洋語を南蛮鴃舌と評するような表現が見られる。
  • 初めて聞いたその地方の早口の方言は、私には南蛮鴃舌のように感じられた。
  • 専門用語ばかりの説明で、初心者にはまるで南蛮鴃舌だった。
  • 異文化の言葉を南蛮鴃舌と決めつける態度は、現代では慎むべきだ。
  • 録音状態が悪く、会議の発言は南蛮鴃舌のごとく聞き取れなかった。

類義語

  • ちんぷんかんぷん
  • 意味不明
  • 異国語
  • 蛮語
  • 鳥語鴃舌

対義語

  • 平易明快
  • 明瞭判然
  • 明明白白
  • 分かりやすい言葉

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