千山万水
読み方
せんざん ばんすい意味
数えきれないほど多くの山や川。また、それほど遠く険しい道のりや、長い旅路、遠く隔たった距離をたとえていう語。物理的な移動だけでなく、目的達成までの苦労や障害の多さを表す場合にも用いられる。由来
中国古典に由来する成語で、「千の山、万の川」という誇張表現から成る。唐代(9世紀頃)の詩人・張喬の詩「寄維揚故人」に「千山万水玉人遥」と見える例がよく引かれ、遠く隔たった相手や旅路の困難を表す表現として日本にも伝わった。備考
文章語・文学的表現として用いられることが多い。実際の山川の数ではなく、「非常に遠い」「多くの困難がある」という誇張表現。例文
- 彼は千山万水を越えて、ようやく故郷の村へ戻った。
- 二人は千山万水を隔てていても、手紙で心を通わせていた。
- この研究は、千山万水の困難を乗り越えて完成した成果である。
- 隊商は千山万水の旅を続け、ついに目的地にたどり着いた。
- 千山万水の彼方にいる友を思い、彼女は毎晩空を見上げた。
類義語
- 山川万里
- 万里長途
- 千里万里
- 万水千山
対義語
- 一衣帯水
- 近在咫尺
- 目と鼻の先