十年一剣
読み方
じゅうねん いっけん意味
長い年月をかけて一つの技や能力を磨き上げること。また、そのようにして蓄えた実力を、いざという時に発揮する機会を待つこと。地道な修練と、満を持して臨む姿勢を表す。由来
中国・唐代の詩人、賈島の詩「剣客」にある「十年磨一剣(十年一剣を磨く)」に由来する。成立は賈島が活動した9世紀前半ごろ。長年磨いた剣をまだ試していない、という詩句から、長期の修練で得た力量を指すようになった。備考
努力や修業を称える硬めの表現。文学的・改まった文脈で使われやすく、日常会話ではやや大げさに響くことがある。例文
- 彼は十年一剣の思いで研究を続け、ついに新薬の開発に成功した。
- 無名時代の努力は、まさに十年一剣と呼ぶにふさわしいものだった。
- この舞台に立つため、彼女は十年一剣の稽古を重ねてきた。
- 十年一剣の技をもって、職人は一切の妥協なく器を仕上げた。
- 今回の発表は、彼にとって十年一剣の成果を世に問う機会である。
類義語
- 十年磨剣
- 十年磨一剣
- 長年修練
- 臥薪嘗胆
対義語
- 一朝一夕
- 付け焼き刃
- 俄仕込み