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剣抜弩張

読み方

けんばつ どちょう

意味

刀が抜かれ、弩(いしゆみ)が張られているように、双方が今にも衝突しそうなほど激しく対立し、緊張が高まっている状態。人間関係、交渉、国際情勢などの険悪な雰囲気を表す。

由来

中国の南朝梁(6世紀頃)の袁昂『古今書評』に見える「剣抜弩張」に由来するとされる。もとは書の筆勢が鋭く力強いさまを評した表現で、のちに武器を構えて対峙するような緊迫した状況を指すようになった。

備考

硬い文章語で、報道・評論・歴史叙述などに多い。「剣を抜き弩を張る」という字面から、武力衝突寸前の緊迫感を強く含む。

例文

  • 会議室は、双方の主張がぶつかり合い、剣抜弩張の雰囲気に包まれた。
  • 国境付近では軍の増強が続き、両国関係は剣抜弩張となっている。
  • 交渉は終盤に入っても譲歩がなく、剣抜弩張のまま時間だけが過ぎた。
  • 社長派と改革派の対立が深まり、役員会は剣抜弩張の様相を呈した。
  • 試合前の記者会見で両選手が互いを挑発し、会場は剣抜弩張の空気になった。

類義語

  • 一触即発
  • 険悪ムード
  • 緊張状態
  • 対立激化

対義語

  • 和気藹藹
  • 平穏無事
  • 融和円満

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