前途多難
読み方
ぜんと たなん意味
これから先の道のりや将来に、多くの困難や障害が待ち受けていること。人の人生、事業、計画、国家の先行きなどについて、見通しが厳しく、容易には進まない状態を表す。由来
「前途(この先の道・将来)」と「多難(困難が多いこと)」という漢語を組み合わせた成語です。中国古典の特定の一句に由来する四字熟語というより、漢文調の語法から成立した表現と考えられます。日本では近代以降、とくに明治〜大正期の新聞・評論などで広く定着したとみられますが、正確な初出は不詳です。備考
人の将来、事業、計画、政局など幅広く使うやや硬い表現。絶望を断定する語ではなく、「先行きに困難が多そうだ」という見通しを述べる語感がある。例文
- 新規事業は期待も大きいが、資金面や人材面の課題が多く、前途多難だ。
- けがから復帰したばかりの彼にとって、今季の戦いは前途多難といえる。
- 交渉は開始早々から意見の対立が表面化し、前途多難な様相を見せている。
- 新政権は発足したものの、山積する問題を抱え、前途多難の船出となった。
- 夢を抱いて上京したが、家賃の高さや仕事探しの苦労で新生活は前途多難だった。
類義語
- 多事多難
- 千難万苦
- 艱難辛苦
- 難関山積
対義語
- 前途洋洋
- 順風満帆
- 前程万里