刀耕火種
読み方
とうこう かしゅ意味
刀で草木を刈り、火で焼き払って土地を開き、作物を育てる原始的な農耕方法のこと。主に焼畑農業を指し、山地などで土地を移しながら耕作する形態をいう。転じて、素朴で粗放なやり方をたとえていうこともある。由来
中国古代に由来する漢語で、刀で草木を刈り(刀耕)、火で焼いて種をまく(火種)農法を表した語。初出の典籍ははっきりしないが、古代中国の農耕・辺境生活を表す語として成立し、日本には漢籍の受容を通じて伝わった。成立時期は古代中国、具体的な年は未詳。備考
主に歴史・地理・民族学・農業史で使う硬い語。日常会話ではあまり用いず、通常は焼畑農業の説明として使う。比喩的に粗放で原始的なやり方を指すこともある。例文
- 山間部では、かつて刀耕火種による焼畑農業が行われていた。
- その民族は長いあいだ刀耕火種の生活を続けてきた。
- 歴史の授業で、刀耕火種が森林利用と深く関わっていたと学んだ。
- 研究者は遺跡周辺の土壌から、刀耕火種の痕跡を確認した。
- 十分な計画もなく自然を切り開くその開発手法は、現代の刀耕火種だと批判された。
類義語
- 焼畑農業
- 焼畑耕作
- 移動農耕
対義語
- 定住農耕
- 集約農業
- 機械化農業