出将入相
読み方
しゅっしょう にゅうしょう意味
戦場や外地に出れば将軍として軍を率い、朝廷や政府内に入れば宰相として政務を行うこと。転じて、文武の才に優れ、軍事・政治の両面で最高位の役割を果たせる人物、またはそのような高官を歴任することをいう。由来
中国の成語で、「出でては将となり、入りては相となる」という対句に由来する。「将」は軍を率いる将軍、「相」は宰相・大臣の意。成立年や初出は確定しないが、中国の唐代(7〜10世紀頃)には同趣旨の表現が用いられたとされ、日本には漢籍の受容を通じて伝わった。備考
現代の日常会話ではかなり硬い表現。歴史上の名臣・名将や、軍事と政治、現場指揮と経営の双方に優れた人物を称える文脈で使われる。例文
- 彼は戦時には総司令官、平時には首相として国を支えた、まさに出将入相の人物だった。
- 出将入相の才を備えた人材は、どの時代の政権にとっても貴重である。
- その武将は軍略だけでなく行政にも明るく、出将入相と称された。
- 社内では、現場を率いる力と経営判断の力を兼ね備えた彼を出将入相になぞらえる声もある。
- 歴史書は、若くして将軍となり、後に宰相に上った彼の生涯を出将入相の典型として描いている。
類義語
- 文武両道
- 文武兼備
- 将相之器
- 将相の器
- 経世済民
対義語
- 無位無官
- 碌々凡才
- 一介武夫
- 不才無能