六韜三略
読み方
りくとう さんりゃく意味
中国古代の兵法書『六韜』と『三略』をあわせていう語。そこから転じて、兵法・軍略の奥義、すぐれた策略や計略を指す。戦いの場だけでなく、勝負事や交渉で用いる深い戦略的知恵をたとえていうこともある。由来
中国の古典兵書『六韜』と『三略』の書名に由来する。作者や成立年は確定していないが、『六韜』は戦国時代~前漢初期(紀元前4~2世紀ごろ)、『三略』は前漢ごろ(紀元前2~1世紀ごろ)に現在に近い形が整ったと考えられる。日本では古くから兵法の代表例として用いられてきた。備考
書名そのものを指す場合と、「兵法・知略」一般をたとえる場合がある。現代の日常会話ではやや硬く、歴史物・評論・比喩表現で使われることが多い。例文
- 彼は六韜三略に通じ、古代中国の軍事思想をわかりやすく解説できる。
- 名将は六韜三略を学び、戦う前にすでに勝ち筋を描いていた。
- 交渉を成功させるには、力押しではなく六韜三略にも似た知略が必要だ。
- その時代小説の軍師は、六韜三略を修めた人物として描かれている。
- 企業間競争を勝ち抜くには、六韜三略さながらの戦略眼が求められる。
類義語
- 兵法
- 韜略
- 軍略
- 策略
対義語
- 無謀無策
- 浅慮
- 軽挙妄動