公私混同
読み方
こうし こんどう意味
仕事や公的な立場に関わることと、自分の私生活・私情・私的利益に関わることをきちんと区別せず、同じように扱ってしまうこと。特に、職務上の権限や立場を自分や身内の都合のために使うような不適切な振る舞いを、批判的にいう場合が多い。由来
「公(おおやけ)・私(わたくし)」と「混同」を組み合わせた漢語的表現です。特定の中国古典を直接の典拠とする成句としては確認しにくく、近代日本語の中で、行政・企業・社会生活の場面を通じて定着したと考えられます。正確な初出年は不詳ですが、明治〜大正期(19世紀末〜20世紀初頭)以降に広く用いられるようになったとみられます。備考
主に否定的な意味で使う語です。名詞としても「公私混同する」の形でも用いられ、政治・会社・学校など、公的立場と私的事情の線引きが問題になる場面でよく使われます。例文
- 部長が会社の車を家族旅行に使ったことは、公私混同だと批判された。
- 友人だからという理由で取引先を決めるのは、公私混同にあたる。
- 政治家には、公私混同を避けて透明性のある行動をとることが求められる。
- 会議の場で個人的な感情を優先すると、公私混同していると思われかねない。
- 彼女は経理担当として、公私混同をしないよう私用の出費と会社の経費を厳密に分けている。
類義語
- 公私混淆
- 私情を挟む
- 私物化
対義語
- 公私分明
- 滅私奉公