八面玲瓏
読み方
はちめん れいろう意味
本来は、どの面から見ても玉のように澄んで美しく輝くこと。転じて、人あたりがよく、気配りや受け答えが巧みで、誰とでも円満に付き合えること、またそのさまをいう。文脈によっては、本心を見せず要領よく立ち回るという含みを帯びることもある。由来
中国由来の漢語成句。『玲瓏』は玉などが透き通って美しく輝く意、『八面』は八方・あらゆる面を指す。もとは「どこから見ても曇りなく見事である」という意味で、そこから人柄や応対が円満で如才ない意に転じた。初出の詳細は不詳だが、中国古典に遡る表現で、少なくとも明代以前には用例があるとされる。備考
人物の性格や処世ぶりを評するやや硬い語。基本は褒め言葉だが、文脈次第で「誰にでも調子よく合わせる」「本心が見えない」という皮肉を含むことがある。例文
- 彼は八面玲瓏な人柄で、部署の違う社員ともすぐに打ち解けた。
- 新任の支店長は八面玲瓏で、取引先からの信頼も厚い。
- 彼女の八面玲瓏な受け答えのおかげで、緊張していた商談が和やかに進んだ。
- 八面玲瓏なだけではなく、困ったときに責任を引き受ける覚悟も必要だ。
- あまりに八面玲瓏に振る舞うと、かえって本音が見えないと思われることもある。
類義語
- 如才ない
- 円満
- 社交的
- 長袖善舞
- 八方美人
対義語
- 四角四面
- 無骨
- 頑迷固陋
- 偏狭