全知全能
読み方
ぜんち ぜんのう意味
あらゆることを知っており、しかも何でもできること。また、そのような力や性質をもつ存在。特に神・仏・絶対者についていうことが多い。転じて、何でも知り何でも解決できるかのような人を誇張して表すこともある。由来
「全知」と「全能」を重ねた漢語表現。中国古典に明確な典拠をもつ成句というより、近代に西洋神学の “omniscient and omnipotent” を訳す中で定着したと考えられる。日本では明治期(19世紀後半)には用例が見られ、特に「全知全能の神」の形で広まった。備考
主に神・仏・絶対者について使う語。人に使う場合は誇張や皮肉を含むことが多い。「全知全能の神」という形が特によく知られる。例文
- 神話では、その創造神は全知全能の存在として描かれている。
- 彼も人間なのだから、全知全能でない以上、判断を誤ることはある。
- 最新のAIが話題でも、全知全能の機械が生まれたわけではない。
- 子どもの頃は、先生が全知全能の人のように思えた。
- 経営者を全知全能のように扱う組織は、かえって危うい。
類義語
- 万能
- 神通自在
- 無所不知
対義語
- 無知無能
- 浅学非才