兢兢業業
読み方
きょうきょう ぎょうぎょう意味
非常に恐れ慎み、身を引き締めて慎重に行動するさま。失敗や過失を避けようとして、緊張しながら細心の注意を払う状態をいう。由来
中国古代の経書『書経(尚書)』の「皋陶謨」に見える「兢兢業業、一日二日万幾」に由来するとされる。「兢兢」は恐れ慎むさま、「業業」も恐れかしこまるさまを表す。『書経』の成立年代は諸説あるが、現在伝わる形は戦国時代から前漢頃(紀元前4〜前2世紀頃)に整ったと考えられる。備考
日常会話ではかなり硬く、文章語・漢文調の表現。恐怖そのものより、畏れ慎んで細心に振る舞うニュアンスが強い。例文
- 新任の部長は、初めての取締役会を前に兢兢業業として資料を何度も確認した。
- 監査が入ると聞いて、経理担当者たちは兢兢業業の面持ちで書類を整理していた。
- 彼は師匠の前ではいつも兢兢業業として、一つ一つの所作に気を配る。
- 大きな契約を任された彼女は、兢兢業業とした態度で交渉の準備を進めた。
- 失敗が許されない任務だったため、隊員たちは兢兢業業として指示を待った。
類義語
- 戦戦兢兢
- 小心翼翼
- 謹小慎微
- 恐恐謹言
対義語
- 大胆不敵
- 豪放磊落
- 泰然自若
- 傍若無人