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兎起鶻落

読み方

とき こつらく

意味

兎がさっと走り出し、鶻(はやぶさ類)がすばやく舞い降りるように、動作や展開が非常に速く鋭いことをいう。特に、書画や文章の筆勢・着想が生き生きとしていて、一気に進むさまをたとえる。

由来

中国・北宋の蘇軾が11世紀後半ごろに書いた文章『文与可画篔簹谷偃竹記』に見える語。跳び起きる兎と、獲物に急降下する鶻の素早さを並べ、書画の筆運びや着想の鋭さ・瞬発力をたとえたのが始まり。

備考

漢籍由来のやや文語的な表現。日常会話より、評論・随筆・芸術論などの文章で使われやすい。特に書画や武芸の鋭く速い動きをほめる語としてなじむ。

例文

  • 書家の筆致は兎起鶻落で、一気に大作を書き上げた。
  • 達人の剣さばきは兎起鶻落で、相手は反応する暇もなかった。
  • 会議では兎起鶻落の応酬が続き、結論はすぐにまとまった。
  • 彼は胸に浮かんだ構想を逃すまいと、兎起鶻落の勢いで原稿を書いた。
  • 名人の描く竹は兎起鶻落の筆勢を感じさせ、見る者を圧倒した。

類義語

  • 電光石火
  • 疾風迅雷
  • 一気呵成

対義語

  • 慢条斯理
  • 遅々緩々
  • 牛歩戦術

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