兎死狐悲
読み方
とし こひ意味
同類や似た立場の者が不幸に遭ったとき、自分のことのように悲しむこと。また、仲間の失敗や滅亡を見て、次は自分かもしれないと哀れみや不安を抱くこと。由来
中国の故事成語「兔死狐悲」に由来する。兎が死ぬと、同じく狩られる側の狐が悲しむというたとえで、同類の不幸を悼む意を表す。成立時期は明確でないが、宋代(10〜13世紀)以降の中国文献に見える表現とされる。備考
やや硬い文章語。単なる同情だけでなく、「同類だからこそ身につまされる」という感覚を含む。例文
- 同業他社の倒産を聞き、社長は兎死狐悲の思いを抱いた。
- ライバル校の敗退を笑えず、私たちは兎死狐悲の気持ちになった。
- 長年の仲間が処分されたとき、部署全体に兎死狐悲の空気が広がった。
- 同じ境遇の人の苦しみを知り、彼女は兎死狐悲の涙を流した。
- 競争相手の失敗だったが、業界全体の危機を感じて兎死狐悲を禁じ得なかった。
類義語
- 同病相憐れむ
- 物傷其類
- 狐死兎泣
- 同類相憐
対義語
- 同病相憐れまず
- 他人事