先義後利
読み方
せんぎ こうり意味
利益や損得を第一に考えるのではなく、まず人として正しい道理・道義を重んじ、そのうえで利益を考えるべきだということ。商売や政治、組織運営などで、倫理を優先する姿勢を表す。由来
中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立した儒家の古典『荀子』栄辱篇の「先義而後利者栄、先利而後義者辱」に由来する。すなわち「義を先にして利を後にする者は栄え、利を先にして義を後にする者は辱められる」という教えから生まれた語。備考
近江商人や老舗企業の経営理念としても好まれる語。単なる利益否定ではなく、道義を守ることが長期的な信用と利益につながるという考えを含む。例文
- この会社の創業者は、先義後利を社是として、顧客の信頼を何より大切にした。
- 短期的な利益は減っても、先義後利の精神で不正な取引は断るべきだ。
- 老舗の商家では、先義後利こそ長く商売を続ける秘訣だと教えられてきた。
- 政治家には、票や利権よりも公共の利益を重んじる先義後利の姿勢が求められる。
- 彼の経営判断は常に先義後利で、社員や地域社会への責任を優先している。
類義語
- 先公後私
- 道義優先
- 公明正大
- 義利合一
対義語
- 先利後義
- 利己主義
- 拝金主義