優游涵泳
読み方
ゆうゆう かんえい意味
心に余裕をもって、学問・芸術・詩文などに深く浸り、急がずじっくり味わい楽しむこと。単に遊ぶことではなく、対象の世界に身を置いて理解や鑑賞を深める態度をいう。由来
「優游」はゆったりとして心のままに過ごす意、「涵」は水にひたす、「泳」は泳ぐ意で、「涵泳」は水中に身を浸して泳ぐように物事を深く味わうことを表す。語の背景には中国・宋代(12世紀ごろ)の朱子学で重んじられた読書・学問の態度があり、日本では漢学・儒学の文脈で用いられた。正確な成立年は不詳。備考
文語的で格調高い表現。日常会話ではまれで、読書・学問・芸術鑑賞などを落ち着いて深く味わう文脈に合う。「優遊涵泳」とも書く。例文
- 古典を急いで読み飛ばさず、一章ずつ優游涵泳する時間を大切にしたい。
- 彼女は美術館で一枚の絵の前に長く立ち、色彩と構図の世界に優游涵泳していた。
- このゼミでは結論を急がず、原典に優游涵泳しながら考えを深めることを重んじている。
- 退職後の父は俳句と庭仕事に親しみ、四季の移ろいを優游涵泳する日々を送っている。
- 名曲を何度も聴き返すうちに、作曲家の精神世界を優游涵泳できるようになった。
類義語
- 熟読玩味
- 含英咀華
- 沈潜玩味
- 熟読精思
- 玩味鑑賞
対義語
- 走馬看花
- 一知半解
- 皮相な理解
- 斜め読み