借花献仏
読み方
しゃっか けんぶつ意味
他人から借りた物や、もともと自分のものではない物を使って、第三者に贈り物をしたり義理を立てたりすること。転じて、他人の力や成果を利用して自分の体裁を整えたり、利益を得たりすることもいう。由来
中国の仏教・禅語に由来する表現で、字義は「借りた花を仏に供える」。他人の物で供養することから、他人の物で贈答や義理立てをする意になった。宋〜元代、13〜14世紀ごろの禅籍に見えるとされる。備考
やや皮肉・批判を込めて使うことが多い。仏教由来だが、現代では宗教的意味より「他人の物や力で義理を立てる」の意で日常的に使われる。例文
- 会社の備品を景品として配るのは、まさに借花献仏だ。
- 友人にもらった菓子をそのまま上司に渡すなんて、借花献仏もいいところだ。
- 彼は部下の案を少し直しただけで自分の手柄にし、借花献仏だと批判された。
- 取引先から受け取った招待券で別の客をもてなすのは、借花献仏と言える。
- 善意ではあっても、他人の金で寄付をして感謝されるのは借花献仏にあたる。
類義語
- 人の物で義理をする
- 他人の褌で相撲を取る
- 借り物で義理立てする
対義語
- 自腹を切る
- 身銭を切る
- 自前で用意する