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借古諷今

読み方

しゃっこ ふうこん

意味

昔の出来事・故事・歴史上の人物などを題材にして、現代の社会・政治・人物を遠回しに批判したり風刺したりすること。直接名指しせず、過去の話に仮託して現在への戒めや批評を示す表現。

由来

「古を借りて今を諷す」という意味の漢語表現。中国の史書・詩文に見られる、過去の故事を用いて当代の君主や社会を諫める「諷諫」の伝統に由来する。成句としての厳密な初出年は不明だが、古代中国以来の文学的手法を背景に、後世の漢語・成語として定着した。

備考

文学評論・政治批評で使われる硬い語。日常会話ではまれで、歴史物・寓話・風刺作品の説明に適する。中国語成語としても知られる。

例文

  • この歴史小説は、明代の腐敗政治を描きながら、実は現代社会を借古諷今している。
  • 作者は直接政権を批判せず、古代王朝の興亡を通じて借古諷今の筆法をとった。
  • 一見すると昔話のようだが、読めば読むほど現在の官僚主義を借古諷今した作品だと分かる。
  • その映画は架空の中世国家を舞台に、現代の格差問題を借古諷今している。
  • 教授は『平家物語』の滅亡譚を例に、権力の慢心を借古諷今する表現について解説した。

類義語

  • 托古諷今
  • 借古喩今
  • 古借今諷
  • 婉曲批判
  • 風刺諷喩

対義語

  • 直言直諫
  • 単刀直入
  • 直截了当

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