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倚馬七紙

読み方

いば しちし

意味

文章を非常に速く、しかも巧みに書く才能があること。また、そのような人をいう。求められるとすぐに見事な文章を作れる文才のたとえとして使われる。

由来

中国・東晋時代の故事に由来する。4世紀後半、桓温の北征(369年ごろ)の際、袁宏が馬に寄りかかったまま命じられた露布文をたちまち七枚書き上げたとされる。『世説新語』などに見える逸話から、すぐれた文才と速筆のたとえになった。

備考

日常会話よりも文章語・古典的表現として用いられることが多い。主に文章作成の速さと巧みさをほめる語で、『倚馬七紙の才』の形でも使う。

例文

  • 彼は依頼を受けるとその場で式辞を書き上げる、まさに倚馬七紙の人だ。
  • 締め切り直前でも社説を一気にまとめる編集長の倚馬七紙ぶりには、皆が感心する。
  • 古典の授業で、袁宏の故事から生まれた『倚馬七紙』という語を学んだ。
  • 新任の秘書は倚馬七紙の才を発揮し、急な挨拶文も短時間で整えてしまった。
  • あの記者は速報原稿を次々に仕上げるので、社内では現代の倚馬七紙と呼ばれている。

類義語

  • 倚馬可待
  • 下筆成章
  • 援筆立成
  • 七歩之才

対義語

  • 遅筆
  • 文思枯渇
  • 江郎才尽

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