侠骨柔情
読み方
きょうこつ じゅうじょう意味
強い正義感や義侠心を持ち、弱い立場の人を助ける気概がありながら、同時に思いやりややさしさ、情け深さも備えていること。また、そのような人物をほめていう語。強さとやわらかさを兼ね備えた人柄を表す。由来
「侠骨」は義侠心に富む気骨、「柔情」はやさしく細やかな情けを意味する。中国由来の成語で、近い表現である「侠骨柔腸」は遅くとも清代(18〜19世紀)には見られるが、「侠骨柔情」自体の厳密な初出は不詳。日本では漢籍や中国文学の受容を通じて用いられるようになったと考えられる。備考
褒め言葉として人物評に使うことが多い。日常会話ではやや文語的・文学的で、小説、映画、時代劇、紹介文などで見かけやすい。例文
- 彼は見た目こそ無骨だが、困っている人を放っておけない侠骨柔情の人だ。
- その小説の主人公は、悪に立ち向かう侠骨柔情の剣士として描かれている。
- 部下を厳しく鍛えながら陰では支える部長に、私は侠骨柔情を感じた。
- 祖父は昔気質の職人だったが、家族にはとてもやさしく、まさに侠骨柔情だった。
- 彼女は作品の中で、侠骨柔情あふれる女性リーダー像を見事に表現した。
類義語
- 剛柔兼備
- 義侠心に富む
- 情に厚い
- 心優しい
対義語
- 冷酷無情
- 残忍非道
- 薄情
- 無慈悲