依依恋恋
読み方
いい れんれん意味
人や物事に強く心を引かれ、離れたりあきらめたりできず、いつまでも名残を惜しむさまをいう。別れ際や、過去の関係・土地・物への執着が残って、気持ちの整理がつかない状態を表す、やや文語的な表現。由来
中国古典由来の漢語表現です。「依依」は古代中国の『詩経』(紀元前6〜5世紀ごろ)などに見られ、離れがたく名残惜しい気持ちを表します。「恋恋」も中国古典に見える語で、恋い慕って心が離れない意です。これらを重ねた成句が日本に漢籍受容を通じて伝わったと考えられますが、日本語の四字熟語としての定着時期は不詳です。備考
やや古風で文章語的な語。日常会話では「名残惜しい」「未練がある」のほうが自然なことが多い。「依々恋々」と表記されることもある。例文
- 卒業式のあと、友人たちは依依恋恋として校門をなかなか離れなかった。
- 彼は故郷に依依恋恋の思いを残しながら、東京へ向かった。
- その小説は、別れを前にした主人公の依依恋恋たる心情を丁寧に描いている。
- 引っ越しの日、子どもたちは慣れ親しんだ家に依依恋恋としていた。
- 終わった関係に依依恋恋としていては、新しい一歩を踏み出しにくい。
類義語
- 名残惜しい
- 後ろ髪を引かれる
- 未練がましい
- 愛着を断てない
対義語
- 未練がない
- きっぱり諦める
- 断ち切る
- 割り切る