佶屈聱牙
読み方
きっくつ ごうが意味
文章や言葉がひどく難解で、字句がぎこちなく、読みにくいこと。表現が曲がりくねっていて意味を取りにくく、声に出しても調子が悪いような文体をいう。由来
中国・唐代の文人、韓愈の「進学解」(元和8年、813年ごろ)に見える「周誥殷盤、佶屈聱牙」に由来する。「佶屈」は曲がりくねって素直でないこと、「聱牙」は発音しにくく耳に快くないこと。古い典籍の文章が難解で読みにくいさまを評した語として伝わった。備考
文学批評や文章評で使われる硬い語。日常会話ではまれで、主に書き言葉に用いる。人柄ではなく、文章・表現の難解さを評する語。例文
- この論文は専門用語が多いうえに構文も複雑で、まさに佶屈聱牙の文章だ。
- 古典の原文は佶屈聱牙で、注釈なしには一行読むのにも時間がかかった。
- 彼の報告書は内容よりも表現が佶屈聱牙で、読む人に負担をかけている。
- 法律文書には佶屈聱牙な言い回しが残っており、一般の人には理解しにくい。
- 名文を気取るあまり、かえって佶屈聱牙になってしまっては本末転倒だ。
類義語
- 難解晦渋
- 晦渋難解
- 艱深晦渋
- 難文難句
対義語
- 平易明快
- 簡明平易
- 通俗平易
- 明晰平易