伶牙利歯
読み方
れいが りし意味
口がよく回り、弁舌が鋭く巧みであること。また、そのように言葉で相手を圧倒したり、うまく言いくるめたりするさま。単に話し上手というだけでなく、やや小利口で口先が達者だという含みをもつこともある。由来
中国由来の成語です。原形は一般に「伶牙俐歯」とされ、「伶」「俐」は利口で才知があること、「牙」「歯」は口やことばの鋭さをたとえます。正確な成立年代は未詳ですが、中国で古くから用いられ、日本へは漢籍の受容を通じて伝わったと考えられます。日本では「俐」を常用されやすい「利」に置き換えた「伶牙利歯」の表記も用いられます。備考
文章語・漢語的な表現です。単に「弁が立つ」の意でも使えますが、「口先が達者」「言いくるめる」といったやや否定的な響きを帯びることもあります。表記は「伶牙俐歯」とも。例文
- 新任の広報担当は伶牙利歯で、記者の厳しい質問にもよどみなく答えた。
- 彼の伶牙利歯に押されて、その場では誰も反論できなかった。
- 伶牙利歯なだけでは人の信頼は得られず、実行力が伴ってこそ評価される。
- 祖母は、伶牙利歯な商人よりも、無口でも誠実な人を好んだ。
- 法廷では、弁護士としての彼女の伶牙利歯が大きな武器になった。
類義語
- 口八丁
- 立板に水
- 巧言令色
- 能弁
- 舌先三寸
対義語
- 朴訥寡言
- 訥言敏行
- 口下手
- 木訥