会者定離
読み方
えしゃ じょうり意味
人は出会えば、いつか必ず別れなければならないということ。縁があって結ばれた関係も永遠ではなく、死別・離別・卒業・転勤など、避けられない別れがあるという仏教的な無常観を表す言葉。由来
仏教語。正確な初出は諸説あるが、中国で5世紀ごろまでに漢訳された『大般涅槃経』などの仏典に通じる無常観に由来するとされる。『会う者には定めて離別がある』という意味を四字に縮めた表現で、日本でも古くから用いられてきた。備考
仏教色の強いやや文語的な表現。日常会話では少し硬く、挨拶文・随筆・弔辞・物語などで使われやすい。別れを受け入れる諦観を帯びる。例文
- 卒業式の日、先生は『会者定離だが、再会を楽しみにしよう』と私たちに語った。
- 長く勤めた会社を去るとき、会者定離という言葉の重みをしみじみ感じた。
- 旅先で親しくなった人とも別れの時が来る。まさに会者定離である。
- その小説は、登場人物たちが会者定離の理から逃れられないことを静かに描いている。
- 大切な人を見送ったあと、祖母は『人生は会者定離だね』とつぶやいた。
類義語
- 愛別離苦
- 諸行無常
- 生者必滅