会者定離
読み方
えしゃじょうり
意味
出会った者は必ず別れるという無常の道理。人との縁は永遠ではなく、別れを避けられないことをいう。
由来
仏教語で、『涅槃経』などに見える「会者定離(会う者は必ず離れる)」の教えに由来する。成立の正確な年は不詳だが、古代インド仏教の思想が中国を経て日本に伝来(飛鳥〜奈良期、7〜8世紀頃)。
備考
仏教的な無常観を表す硬い語。弔辞・送別・説話など改まった文脈で用いられる。日常会話ではやや文語的・古風に響く。
例文
- 卒業式で涙ぐみながら、会者定離だからと自分に言い聞かせた。
- 会者定離とはいえ、別れの寂しさは簡単には癒えない。
- 転勤が決まり、会者定離の理を実感した。
- 友人の見送りの席で、僧は会者定離を説いて皆を慰めた。
- 会者定離を思えば、今この時間を大切にしたい。
類義語
- 生者必滅
- 一期一会
- 有為転変
- 盛者必衰
対義語
- 再会
- 会者必聚