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仮公済私

読み方

かこう さいし

意味

公のためにしているように見せかけて、実際には自分や身内の利益を図ること。公務・公益・組織の名目を利用して私的な目的を達する行為を指し、不正や腐敗、立場の悪用を強く非難するときに使う。

由来

中国由来の成語で、元代の雑劇『陳州糶米』などに見えるとされる(13〜14世紀ごろ)。「公を仮りて私を済う」、つまり公の名目を借りて私利を図るという字義から生まれた。日本へは漢籍の受容を通じて伝わったと考えられる。

備考

中国古典由来のやや硬い表現。日常会話よりも、政治・行政・企業不祥事などで、公を装って私益を図る行為を批判する文脈で使われる。

例文

  • 彼は補助金の配分で親族の会社を優遇し、仮公済私だと批判された。
  • 住民のためと言いながら自派の利益を図るのは、仮公済私にほかならない。
  • 組織内で仮公済私が起きないよう、監査体制と情報公開を強化した。
  • 公費で私的な接待を重ねる行為は、仮公済私とのそしりを免れない。
  • その歴史小説では、清廉な官吏が仮公済私の役人たちと対立している。

類義語

  • 公私混同
  • 私利私欲
  • 職権濫用

対義語

  • 滅私奉公
  • 先公後私
  • 公私分明

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