仁義道徳
読み方
じんぎ どうとく意味
人として守るべき正しい道や、社会生活で重んじられる倫理的規範のこと。特に、儒教的な「仁」(思いやり)と「義」(正しさ)を中心に、道義・道徳全般を指す。人間関係や社会秩序を保つための基本的な徳目をまとめていう語。由来
「仁義」は中国の儒家思想に由来し、『論語』(紀元前5〜前4世紀ごろ成立)や『孟子』(紀元前4〜前3世紀ごろ)で重視された徳目。「道徳」は古代中国で「人の道」と「徳」を表す語として用いられた。日本では儒教受容以後、特に江戸時代の朱子学・道徳教育の文脈で広く用いられ、明治期以降の倫理・修身教育でも定着した。備考
やや硬く古風な表現。儒教的・道徳教育的な響きがあり、日常会話より評論、演説、歴史・時代物などで使われやすい。例文
- 利益ばかりを追い求め、仁義道徳を忘れた経営は長続きしない。
- 彼は古い考え方だと言われても、仁義道徳を大切にして生きている。
- 仁義道徳を説くだけでなく、自分の行動で示すことが重要だ。
- 社会が混乱している時ほど、仁義道徳に基づいた判断が求められる。
- その物語は、権力と欲望の中で仁義道徳を守ろうとする人物を描いている。
類義語
- 仁義礼智
- 仁義礼智信
- 道義道徳
- 倫理道徳
- 道徳倫理
対義語
- 不仁不義
- 不道徳
- 背徳
- 非道徳
- 反道徳