人畜無害
読み方
じんちく むがい意味
人にも家畜にも害を与えないこと。転じて、性格や言動が穏やかで、誰にも迷惑をかけず、敵意も感じさせないさまをいう。人柄をほめる場合もあるが、個性や迫力が乏しいという皮肉を込めて使われることもある。由来
文字どおり「人」と「畜(家畜)」に「害が無い」という意味から成る漢語表現。中国語にも同形の言い回しがあり、日本語でも漢語的な成句として用いられてきた。特定の古典に典拠が明確な四字熟語というより、近代以降に「まったく害がない」の意で定着したと考えられる。厳密な初出年は不詳。備考
本来は「人にも家畜にも害がない」の意。現代では人の性格や印象に使うことが多く、褒め言葉にも皮肉にもなる。文脈次第で「無難すぎる」という含みを持つ。例文
- 彼は人畜無害な性格で、職場でもだれからも警戒されない。
- その大型犬は見た目こそ怖いが、実際は人畜無害で子どもにも優しい。
- 人畜無害な印象だけでは、リーダーとしての存在感は示しにくい。
- 彼女は人畜無害を装っているが、実は状況をよく見て発言している。
- 新入社員のころの私は、人畜無害で無難な人間だと思われていた。
類義語
- 無害
- 温厚篤実
- 穏当
- 善良
- 当たり障りがない
対義語
- 有害
- 危険人物
- 凶暴
- 獰猛
- 悪逆非道