人定勝天
読み方
じんてい しょうてん意味
人の強い意志や努力が、天の定め・運命・自然の力と思えるものにさえ打ち勝つということ。困難を前にしても諦めず、人の力で道を切り開けるという考えを表す。由来
中国古典に由来する成句です。『人定』は人の決意・人為、『勝天』は天や自然、運命に打ち勝つ意。正確な初出は諸説ありますが、少なくとも南宋(12〜13世紀)ごろの中国詩文に近い表現が見られ、日本へは漢籍を通じて伝わりました。備考
中国由来のやや硬い表現で、日常会話では古風に響くことがあります。日本語では訓読形の『人定天に勝つ』でも知られ、強い意志と努力をたたえる語です。例文
- 不可能だと言われた治療法を完成させた医師たちの歩みは、まさに人定勝天というべきだ。
- 彼は逆境を運命のせいにせず、人定勝天を信条として努力を重ねている。
- この物語は、厳しい自然条件に挑む開拓者たちの人定勝天の精神を描いている。
- 監督は試合前に『最後まで諦めるな。人定勝天だ』と選手たちを鼓舞した。
- 災害からの復興には時間がかかったが、地域の人々は人定勝天の思いで立ち上がった。
類義語
- 事在人為
- 有志竟成
- 不撓不屈
対義語
- 天命難違
- 順天安命